Apple Engine

Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

雑記

Apple の製品ラインナップを考えなおす2017年

もう今年も僅かなので今後のラインナップをなんとなく考えてみる。 iPhone iPhone X 正直に狙いは Plus サイズが本番。 画面のインチで言うと 4.7 インチの 7 や 8 から、5.8 インチの iPhone X 画面の倍増率が 1.234 なので、 Plus サイズだと 5.5 インチが…

次期 SceneKit の機能をなんとなく予想

「Metal 2 on A11 - Overview」を見る感じだと、A11 Bionic チップでは フラグメントの処理の際、メモリーとの間にさらに高速にアクセスできる保存領域があるらしく、 2D 処理が全般的に速くなるらしい。 そこから何となく予想してみた。 次期 SceneKit つく…

技術書典3に出典しておりました

ブースにお越しいただい方、ご購入いたただいた方、ありがとうございます。 この Blog で書いている SceneKit についての PDF を出していまして、前半は Blog の内容、後半部分は iOS 11 で追加されたが書かれており、うっかり 340 ページ超えてしまいました…

Face ID で変わることの予想

Face ID と噂されている顔認証で変わることを考えてみる。 ハード側から見てみると、まず画面が広く使え、噂通り、狭額縁になる為かなりの広さが期待される。 ホームボタンがなくなることで、それに起因する故障がなくなるし、手やホームボタンが汚れていた…

iOS 11 以降で Apple が目指す世界

今回、iOS SDK で目玉の機能だと思っているのは、CoreML、Vision、ARKit で、この3つの連携がスマートフォンの世界を変えると思っている。 以下、軽く説明。 Core ML 機械学習向けフレームワーク。 顔認識などで画像から特定のもの検知したり、Siri などで使…

ARKit の UI と設計で注意すべき点

UI 基本的には自由だが、3点だけ注意した方よいと思われる。 その1 : 起動時 カメラが起動し ARKit 関連の命令が動作するまで数秒かかるので、 それを何らかの方法で伝える。 その2 : 平面認識時 平面が認識された時、使い手にはわからないので 平面を認識し…

ARKit に対して既存の VR / MR コンテンツはどう勝負するのだろうか?

ギークではない一般ユーザーが仮想空間の体験をする初めての接点が iOS と ARKit によるものとなる可能性が高い。 Virtual Reality (VR) Mixed Reality (MR) Augmented Reality (AR) これらの総称を X Reality (XR) というらしく、この体験をする人の増加は …

ARKit、深度情報、物体認識、そこに現れる世界

ARKit と深度情報が組み合わされると Kinect や HoloLens のような体験が可能になる。 では、そこに物体認識ができるようになったらどうなるだろう。 その前に物体を認識するとは何か iOS では過去にプライベート API の OpenCL を使用した顔認識がある。 以…

Apple の ARKit は戦略よりも技術がすごい

元ネタ japanese.engadget.com 特別なハードウエアを使って高精度 AR を実現 まず、Apple A シリーズの動作が化け物で、他の ARM の SoC が周回遅れな感があり。 センサー類の動作も素晴らしく、ARKit の可能にしているのは Metal 2 のおかげだと思われる。 …

Apple とこれからの AR

適当に思いついたことまとめ ARKit に関しての Human Interface Guidelines がまだないので Apple にも AR は検討状態な感はあり伸び代がありそうな予感。 現状、近い将来にでもできそうなこと Apple Pencil による現実落書き 音声による何らの現実変更 、音…

新しい iPad Pro、それはミドルレンジ以上のラップトップであり、現状最良のゲーミングタブレットである

ハード面から見てみる。 CPU まずは A10X Fusion(以下, A10X)の CPU スペック。 他のサイトで言われているように周波数は iPhone 7 / 7Plus の A10 Fusion (以下, A10) と同じぐらいで、メモリは 4GB に。 L2キャッシュ も2倍以上増えているため、L1 ほど…

WWDC 2017 で発表されたらいいなと思う開発者向けの機能、ハード、サービス

ソフト面 iSight Duo からの深度情報取得 深度情報取得からの AR カメラ画像と深度情報取得からの物体認識 3D の航空写真地図から建物 3D オブジェクトの取得 iOS の UI の刷新 (もしするなら tvOS の様になりそう) iOS の UI でダークテーマ iOS で tvOS …

デバイスはマテリアルにこだわり始める時代

デバイスのデザインに関してはセンサーやバッテリーなどハードの問題もあり、 完成系となりつつあるため、デバイスやガジェットは素材にこだわる形でデザインの提供を行うのではないかと感じている。 自分の中で印象深かったのは au design project から吉岡…

iOS と App Extension、そこにつながるデバイス

iOS のアプリは、 基本的には異なるアプリとの同士では会話ができない隔離されたシステムで運用されている。 macOS では LION ぐらいの頃 XPC Service というものが出て、アプリ間での通信ができたわけだが、 iOS の XPC はプライベートフレームワークとなっ…

次期 iPhone の GPU

iPhone は Imagination Technologies 社の PowerVR を使用していて、 ちょいと前に「PowerVR」の新世代GPUアーキテクチャ「Furian」を発表された。 プレリリース(英語) https://www.imgtec.com/news/press-release/imaginations-new-powervr-furian-gpu-ar…

iPhone、iPad の GPU はいつか据え置き型ゲーム機超えるかもしれない(多分当分超えない)

一応、iPhone 7 の GPU が何なのか明確にはわかっていないが Wikipedia によると GT7600 Plus らしい。 カタログスペックによると GT7600 の約倍の 729.6 GFLOPS という性能。 周波数を落としたり、色々やって動作させたりしているっぽく、 iPhone 7 の発表…

Apple A10X を予想する

Geekbench のベンチマークからの推測 iOS Benchmarks - Geekbench Browser iPhone 端末 チップ名 周波数 シングルコア デュアルコア iPhone 7 Apple A10 Fusion 2.3 GHz 3293 5369 iPhone 6s Apple A9 1.8 GHz 2369 3964 iPhone 6 Apple A8 1.4 GHz 1465 244…

Touch Bar 唯一の問題点

Touch Bar 使用して数週間経った。 基本的には便利だとは思うが唯一問題点がある。 Touch Bar は有機ELであり焼きつき防止のためか、 1分そこそこでスリープし、真っ暗になる。 スリープ状態になるとタッチすることで復帰可能だ。 問題はフルスクリーンで動…

Apple と AR

Apple は Kinect の技術の元となった Prime Sense、 スターウォーズなどでも使用されたカメラから表情をキャプチャする Faceshift などを買収しており、 仮想現実に関しては何らかの開発をしていると思われる。 現に今年は人の表情から感情を解析する AI 技…

なぜ、新しい MacBook Pro のトラックパッドは大きいのか

広くなって便利になると思われるが、どう考えても、手の可動が増えるので操作が辛くなるはず。 多分、問題はそこではなく、より多くの移動距離を稼ぐためだ。 旧 MacBook Pro でファイルなどをホールドしてドラッグする際、 トラックパッドのスペースが足り…

VR/AR/MR 時代のユーザーインターフェイス (UI)

なんとなく思考を整理しようと思って書き留めてみる。 3次元空間と操作 3次元を扱う HMD ディスプレイは既存の 2D のディスプレイベースと異なり、 XYZ 軸上にウインドウや何らかのオブジェクトを置くことなる。 一見、空間軸が増えることによってできること…

iPhone と連携する眼鏡型ウエアラブルの噂

以下の噂が流れている jbpress.ismedia.jp Microsoft HoloLens のように映像が現実がミックスされるデバイスとなるのなら、Apple Watch よりは利用シーンが多いのではないかと思っている。 それに Apple Watch の様に端末を取り出して何かすることがしづらい…

iOS、tvOS をコンピューティングマシンとして使いたい

複数端末で、もし同じアカウントを使用して場合に、直接各端末のアプリ同士でデータの通信をできるようにならないかなと考えている。 一応、今でも可能だがもっとスマートで、アプリを横断できるものがほしい。 例えば Apple TV でデータをダウンロードして …

SiriKit とタイムラインベースのオペレーション

iOS 10 で SiriKit が発表された。 Siri の機能が開発者に解放され期待していたが、使える機能は以下のもの 音声通話 Message アプリ 写真検索 他のユーザへの支払い ワークアウト 乗車予約 この中でも使用できる機能が決められている。 希望的観測だが iOS …

USB-C Macbook / Macbook Pro ドングル問題

Macbook や新しい Macbook Pro は USB-C(Thunderbolt 3) とイヤフォンジャックの拡張しかなく、 変換用のドングルが増えるやないかという記事がちらほらある。 言わんことはわからなくもないが、 たぶん、Apple のラップトップの利用シーンが無線での利用を…

Surface Dial と Touch Bar

まだ、世に出ていないものなので予想なのだが、 2つ UI は画面を補助するツールとしてアプローチは似ている。 Surface Dial www.youtube.com 画面に対して、直接操作するものであり、直観的である。 デバイスの回転を上部のプレス、ペンと操作することで、多…

透過ディスプレイと未来のデバイス

今年の CEATEC でパナソニックか透過ディスプレイを発表された。 個人的には透過ディスプレイに期待していて、小型化できれば幅広くガジェットで使用できると思っている。 例えば、Google Glass などプロジェクタを鏡で反射させてレンズに映す事はせずに、レ…