USB-C Macbook / Macbook Pro ドングル問題
Macbook や新しい Macbook Pro は USB-C(Thunderbolt 3) とイヤフォンジャックの拡張しかなく、
変換用のドングルが増えるやないかという記事がちらほらある。
言わんことはわからなくもないが、
たぶん、Apple のラップトップの利用シーンが無線での利用を重きに置いているためだと思われる。
現状の MacBook Pro の 概要の項目では USB-C(Thunderbolt 3) は 5K ディスプレイと RAID のストレージしか紹介していない。
要するに、無線で運用するには厳しいものしか紹介していないのだ。
これらを考えるに電源と高容量のデータの転送以外、ワイアードにする必要性がないと考えているのかもしれない。
例えば、LG UltraFine 5K Display。
発表のプレゼンで薦めていた製品だが Thunderbolt 3 ケーブル接続1本で MacBook の電源とディスプレイ入力をサポートし、
ディスプレイ側には USB-C が 3つある。
そのため MacBook Pro に刺すケーブルは1本で接続できる。
これらを考えると、今回の件で Apple 的にはラップトップの USB Type-A のコネクタは確実に過去となった。
残念ながら USB Type-C で接続せよという世界になるだろう。
それでも問題はある
iOS 端末での Lightning 接続
有線でのバックアップやシンク、開発しているアプリの転送などは、残念ながら A から C に変換するケーブルが必要になる。
お高いが USB-C > Lightning のケーブルがあるのでこちらを使うとスマートだろう。
MagSafe の廃止
MagSafe は替えが利かないので正直こっちの方が痛い人が多いのではないかと思われる。
不格好ではあるが USB-C の接続部分がマグネットで分離できるものがあるのでそちらを使うしかない。
期間限定で USB-C と Thunderbolt 3 のアクセサリを特別価格で提供
林信行氏曰く、普及には遠く現場での実用性に乏しいという声を受け年内に限り USB-C 用アダプターを大幅値下げとのこと。
正直、普及が遠いということは最初から分かっていたことなので、 Apple 純正アクセサリは値下げというより、値段を下げた価格で出すべきだった。
MacBook でアクセサリを買った人がかわいそうすぎる。
イヤフォン
イヤフォンジャックは残ったが、iPhone 7 / 7 Plus の Lightning 直付けイヤフォンと共有できない。
となると、共有しようとすると無線接続か、3.5 mm と Lightning の変換アダプタの選択しかなくなる。
まとめ
以下、Apple からのお告げ
- マウスなどアクセサリは基本無線で運用すべし
- 4K, 5K ディスプレイへ表示, 大容量のストレージなど無線では遅延が起こるものや、電源供給などは有線で使うべし
- iOS デバイスは iCloud でシンクせよ。アプリ開発は別途ケーブルを買うべし
- MagSafe はあきらめろ