デバイスはマテリアルにこだわり始める時代
デバイスのデザインに関してはセンサーやバッテリーなどハードの問題もあり、
完成系となりつつあるため、デバイスやガジェットは素材にこだわる形でデザインの提供を行うのではないかと感じている。
自分の中で印象深かったのは au design project から吉岡徳仁氏のデザインで世に出た MEDIA SKIN。
シリコン粒子を配合した塗料や一部色では特殊ウレタン粒子を含んだボティをでつくられ、細かな隆起が施してあり、
今まではプラスチックや金属であったものとは違う手触り感を与えた。
ちなみに世界で初めて有機ELディスプレイを採用を端末である。
他のフィーチャーフォンでは NTT DOCOMO から TOUCH WOOD という本体が木でできたものもある。
フィーチャーフォンの後半ではマテリアルにこだわったもがいくつかあった。
このような流れを踏襲するわかりやすい端末は NuAns NEO だろう。
ボディを上下のカバーを変更可能で、MEDIA SKIN や TOUCH WOOD のように
スエードやデニムや革などの服地使用されるものや
木、特殊素材なのでボディに質感をもたせている。
https://neo.nuans.jp/reloaded/
また、VR ヘッドセットは従来プラスチックのものがほとんどではあったが
Daydream View はファブリックを使用している。
https://vr.google.com/daydream/smartphonevr/
Apple Watch のバンドもいくつかの素材を提供している。
Apple も肌に接する手触り部分はバリエージョンを必要としたようだ。
ハーローの実験では「愛着はミルクだけで生まれるのではなく、接触の快適さがなににもまして重要」という結論を得た。
ウェアラブルに近しい端末は今後マテリアルにこだわる方向性なのかもしれない。