iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その22 - シーンの切り替え 編
今回はシーンの切り替えについて。
Reality Composer ではアンカーの設定を持つ複数のシーンが設定できる。
シーンの切り替えを行う際には複数のシーンが必要であるため、
右上「...」の詳細から「シーンピッカー」を選択してウインドウを表示。
右上の「+」ボタンをタップすると新たなシーンが選択され、アンカーの選択が促される。
(iPadOS や macOS の場合は左上の「シーン」ボタンから「シーンピッカー」を表示する)
「水平方向」から「水平方向」など同じアンカーを選択するとそのままシーンが遷移するだけだが、 他のアンカーが設定されているシーンに切り替える場合は、アンカーを探していることを促すコーティングオーバーレイが表示される。
例えば「水平方向」から「イメージ」のアンカーを持つシーンに切り替えた場合、シーンを遷移した後にイメージのアンカーで設定した画像を探すメッセージが出る。
また、シーンの切り替えはビヘイビアのアクション「シーンの切り替え」で遷移するシーンを選択する。
シーンの切り替えのプロパティ
シーンを選択する項目しかない。
何らかのユーザー操作のトリガーからこのアクションを呼び出す形になると思われる。
試してみる
今回は設定する項目が少ないことと、動作サンプルが複雑になってしまったので以下のサンプルファイルからダウンロードし参照。
球をタップすると直進し水色の壁に当たるとシーンが切り替わる。
サンプルファイル
下記のリンクに行き、右側の緑のボタン「Clone or download」からリポジトリをクローンするか zip をダウンロード。
ChangeScene フォルダが今回のサンプル。
iPhone や iPadOS に Reality Composer がインストールされていれば、ダウンロードした zip を展開し rcproject を開いて中身を見ることができる。
まとめ
Reality Composer からシーンの切り替えができることによって簡単なゲームの様なものが可能だと想像できると思われる。
次回はオブジェクトがカメラを見るアクションについて。