iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その23 - USDZ アニメーションとカメラを見る 編
今回は「USDZ アニメーション」と「カメラを見る」のアクションについて。
Reality Composer では USDZ で設定されているアニメーションを再生したり、 カメラに対してオブジェクトを振り向かせることができる。
注意点としては USDZ アニメーションは再生のみをサポートし、カメラを見るアニメーションをせず即振り向く様になっている。
今回はカメラに「カメラの近く」のトリガーも使用しているため併せて紹介する。
カメラの近くのプロパティ
影響を受けるオブジェクトの選択と、トリガー発動の有効範囲のが球となっており半径の距離が設定できる。
ビューポート上で半透明緑の球がトリガーの有効範囲として表示されるのでわかりやすいと思われる。
また、カメラを向くのアクションは上部 AR ボタンをタップし、AR プレビューを使用しないと機能しないので注意。
USDZアニメーションのプロパティ
影響を受けるオブジェクトの選択、アニメーションの繰り返し回数、音関連と同じ様に動作中にトリガされた場合の3つが設定でき、継続時間は設定されている値が自動で割り当てられる。
ちなみに USDZ にアニメーション設定がない場合は、アラートが出て設定することができない。
カメラを見るのプロパティ
影響を受けるオブジェクトの選択でオブジェクト選択してカメラに振り向かせることができる。
振り向く継続時間の設定ができるため、チラ見的な振る舞いも可能。
また、向いている方向で以下の設定
- 前面
- 左
- 右
- 背面
- 下
- 上
以下で回転方向の制限ができる
- 自由
- ピッチ
- ヨー
- ロール
基本的にはデフォルトである前面とヨーでの回転しか使用しないと思われる。
常に背を向かせたいなら「背面」の方向設定。
回転軸に関係なく矢印などを自分に向かせたい場合や平面画像を必ず見せたい場合は「自由」の回転に設定すると良いだろう。
試してみる
今回も動作サンプルが複雑になってしまったので以下のサンプルファイルからダウンロード。
1つ目は 1m 以内に近づくと USDZ アニメーションとカメラを向くのグループがループ。
2つ目は、びっくりマークが表示され、USDZ アニメーションが4回行われその間だけカメラを向く。
サンプルファイル
下記のリンクに行き、右側の緑のボタン「Clone or download」からリポジトリをクローンするか zip をダウンロード。
USDZAnimationAndLookAtCamera フォルダが今回のサンプル。
iPhone や iPadOS に Reality Composer がインストールされていれば、ダウンロードした zip を展開し rcproject を開いて中身を見ることができる。
まとめ
USDZ アニメーションを使用することで、移動、回転、拡大縮小では行えない複雑なアニメーションが可能となり、
カメラへオブジェクトを振り向かせることによって、重要な表示必ず見れる様にしたり、キャラクターなどをこちら側に注視されることが可能になるため重要な機能であると思われる。
次回は強調のアクションによる様々なアニメーションについて。