Apple Engine

Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

Reality Composer

Reality Composer 1.4 の新機能

新しい iPad Pro で LiDAR センサーによる現実世界の遮蔽物の検知ができる機能(オブジェクトオクルージョン/リアルワールドオクルージョン)が加わったことに伴い、Reality Composer のバージョンが上がりバグ修正と新しい機能が追加された。 新機能は以下…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その27 - AR で VR 編

SceneKit の ARKit でやった様に背景をカメラ画像から静止画にして VR チックなものを作成してみる。 Reality Composer ではカメラ画像を変更することはできないので、球のマテリアルに 360 度写真を貼り付けて表面の法線を反転することで背景画像を作ってみ…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その26 - 情報ハブ 編

書き忘れていた情報ハブについて。 これについては特に説明は要らないのだが、まぁ、とりあえずというところ。 Reality Composer のプロジェクトファイルはrcproject ファイルとして保存され、以前説明した通りフォルダの中にファイルが詰め込まれたもの。 …

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その25 - RealityKit とやりとりする通知 編

今回はトリガー / アクションの通知について。 本来、Reality Composer は AR アプリ用のリソース作成用のツールであり、 RealityKit と連携して AR アプリを作成するためにある。 AR アプリを作成する際、Reality Composer は .rcproject でファイルが保存…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その24 - 強調アクションによる様々なアニメーション 編

今回は忘れていた強調のアクションについて。 様々なアニメーションのプリセットとなるモーションタイプが用意されており、 以下のものがある。 ポップ 点滅 バウンス 反転 浮遊 揺れる パルス 回転 さらに上の 8 個にアニメーションに対してさらにスタイル…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その23 - USDZ アニメーションとカメラを見る 編

今回は「USDZ アニメーション」と「カメラを見る」のアクションについて。 Reality Composer では USDZ で設定されているアニメーションを再生したり、 カメラに対してオブジェクトを振り向かせることができる。 注意点としては USDZ アニメーションは再生の…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その22 - シーンの切り替え 編

今回はシーンの切り替えについて。 Reality Composer ではアンカーの設定を持つ複数のシーンが設定できる。 シーンの切り替えを行う際には複数のシーンが必要であるため、 右上「...」の詳細から「シーンピッカー」を選択してウインドウを表示。 右上の「+…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その21 - 音の再生 編

今回は音の再生について。 Reality Composer の音の再生するアクションに関しては以下の3つがある。 サウンドを再生 環境音を再生 ミュージックを再生 「サウンドを再生」はオブジェクトベースの音響になっており、オブジェクトの位置から音が鳴る。 そのた…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その20 - 物理アニメーション 力を加える編

今回は前回に引き続き物理アニメーションについて。 直線方向に力を加えるアクションがあり、トリガーの設定よっては Reality Composer や .reality を読み込んだ QuickLook のプレビューで物理シミュレーションを行った操作を行うことができる。 試してみる…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その19 - 物理アニメーション 重力編

今回は物理アニメーションでのシーン全体での処理について。 Reality Composer や RealityKit でも SceneKit 同様に何もしなくてもシーン全体で物理アニメーションの処理がされている。 SceneKit ではカテゴリマスクなどの設定が必要だったが、Reality Compo…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その18 - オブジェクトの周りで回転させるアニメーション編

今回はオブジェクトの周りで回転させるアニメーションについて。 このアクションについては WWDC のセッションで多用されていたのでさらっと書いてみる。 また回転アクションと使用時の注意点などを説明する。 試してみる アンカーを選択 Reality Composer …

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その17 - 基礎的なアニメーション編

今回は Reality Composer で実際にアニメーションをつくつてみる。 アニメーションに関しては前回で説明しているようにビヘイビアのアクションを使用し、 今回はシーン開始で動作するトリガーを使用しテキストのオブジェクトをアニメーションさせるアクショ…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その16 - アニメーションの基礎知識編

今回はビヘイビアのアクション/アクションシーケンスを使用したアニメーションの基礎について。 Reality Composer でのアニメーションでは以下の4つがあり、音の再生、待機、カメラを見る、通知以外のもの。 オブジェクトを移動、回転、拡大して動かすアニメ…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その15 - トリガー 編

今回はオブジェクトの振る舞いをの起点となるトリガー(トリガ)について。 トリガーの種類 トリガーは5つ。 通知は RealityKit 用のため、Reality Composer だけで使用できるのは4つ。 タップ シーン開始 カメラの近く 衝突 通知 タップ アプリでの説明 「…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その14 - ビヘイビア 編

オブジェクトをタップなど振る舞いを開始させるための動作であるトリガー(トリガ)、オブジェクトなどに1つ以上の振る舞いをもたせるアクション(アクションシーケンス)を合わせて、ひとつのビヘイビアとなる。 ビヘイビア追加時にはトリガーとアクション…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その13 - オブジェクトの追加(USDZ)編

Reality Composer での USDZ のインポートは以前もしているが補足として書いてみる。 これまでの Reality Composer のオブジェクト追加はアプリ自体で用意されているオブジェクトを使用していたが、今回は自前で追加する USDZ ファイルと Apple が用意してい…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その12 - オブジェクトの追加(表/グラフ)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能な表のオブジェクトについて。 CSV から棒グラフや円グラフを作成するオブジェクト。 使用できるものは2タイプあるがプロパティのパラメーターが違うだけで、同じオブジェクトである。 CSV の読み込みとデータの詳細 …

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その10 - オブジェクトの追加(コールアウト)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能なコールアウト(吹き出し)のオブジェクトについて。 使用できるものは3タイプあるがプロパティのパラメーターが違うだけで、同じオブジェクトである。 コールアウトの種類 以下の3つがある。 以前と同様に素材と素…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その9 - オブジェクトの追加(矢印)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能な矢印のオブジェクトについて。 使用できるものは3タイプあるがプロパティのパラメーターが違うだけで、同じオブジェクトである。 前回同様、位置、回転、拡大縮小、素材と素材の色については割愛。 種類 大きく分け…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その8 - オブジェクトの追加(テキスト)編

今回は画面上部「+」ボタン、macOS ではテキストボタンから追加可能なテキストのオブジェクトについて。 テキストは端末にインストールされているフォントを使い厚みを持たせた 3D のオブジェクトをシーンに追加する。 ちなみに iOS 13 から追加されたカス…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その7 - オブジェクトの追加(シェイプ)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能なオブジェクト基本図形である10種類のシェイプについて。 以下、作成できる基本図形であるシェイプ。 名称は iOS / iPadOS で見ることはできないが、macOS ではコンテンツライブラリで Option を押すと見ることがで…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その6 - オブジェクトの追加の基本と共通機能編

今回はオブジェクトの追加と共通機能について。 追加可能のオブジェクトと共通機能というか編集できるプロパティをそれをいじっていく形。 Reality Composer でのオブジェクトの大まかな違い Reality Composer の UI 上部の「+」ボタン(やテキストボタン)…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その5 - プロパティとその設定編

オブジェクトの追加について書こうとしていたが、オブジェクトの説明の際にプロパティに触れるのでこちらを先に説明してみる。 Reality Composer のプロパティ編集は主に2つで、シーンとオブジェクトのパラメータを操作する際に表示される UI となる。 シー…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その4 - さまざまアンカー編

今回はアンカーについて。 Reality Composer で言うアンカーとは AR が動作の基準となる目印のようなもので、最初に試した水平平面や顔などを認識し基準点を作成しオブジェクトを配置する。 アンカーの設定は新規作成時に5つのアンカーの中から選択するか、…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その3 - 主なユーザーインターフェイス編

今回は Reality Composer のメイン画面のユーザーインターフェイスについて。 Reality Composer では macOS 版と iOS /iPadOS 版でリリースされており、UI が異なっているが基本的にはどのプラットフォームでも全ての機能にアクセスできるようになっている。…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その2 - reality ファイルの書き出しとプレビュー編

前回は Reality Composer のざっくりした説明を書いたが今回はファイルの書き出しとプレビューについて。 Reality Composer でのファイルの保存は2種類あり、Reality Composer のプロジェクトである .rcproject と書き出しから行う .reality の2つがある。 R…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その1 - 概要編

Reality Composer について勉強を兼ねて書いてみる事にした。 Reality Composer は WWDC 2019 で新しい AR のフレームワーク RealityKit と共に発表された開発環境の1つで SceneKit でいう Scene Editor。 オブジェクトの配置や振る舞い、AR のプレビューや…

RealityKit の説明と SceneKit との違いについて考える (Xcode 11.0 Beta 1)

3DCG レンダリングと AR 補助機能を持った RealityKit が発表された。 RealityKit の説明をしつつ、最後に SceneKit との違いを考えてみる。 今回はコードでの説明はないので注意。 現状 Beta 版であるため公開されている情報からのまとめ。 以下の情報に関…