USDZ を手軽に作成できる Reality Converter Beta がリリース
obj、glTF、USD ファイルをドラッグ&ドロップで USDZ へ変換できる Reality Converter の Beta 版がリリースされた。
開発者アカウントが必要になるが以下の URL からダウンロード可能。
https://developer.apple.com/news/?id=01132020adeveloper.apple.com
開発者サイトの USDPython の中にある usdzconvert を使用しており UI をつけたものだと思われる。
Python を使用しているため、Mac 以外の Apple プラットフォームで動作させることはできないが、
今後 Reality Composer の同様に Xcode に付属すると予想。
Beta 版でスクリーンショットが取れないため News の文言をざっくり訳。
新しい Reality Converter アプリを使用すると、Mac で 3D オブジェクトを簡単に USDZ へ変換、表示、変更ができる。 .obj、.gltf、.usd などの一般的な 3D ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、変換された USDZ を表示し、 マテリアルプロパティから自前のテクスチャへカスタマイズしたり、ファイルメタデータを編集したりすることが可能。 アプリの IBL オプションを使用すると環境マップのライトや背景の表示を USDZ オブジェクトと共にプレビューするができる。
ざっくり触ってみた感じ、環境テクスチャが 6つ でグリッドと背景表示の有無がある。
USDZ 仕様上マテリアルに説明できるテクスチャは以下のもの。
- Base Color
- Emissive
- Metalic
- Roughness
- Normal
- Occulusion
- Opacity
- Clearcoat
- Clearcoat Roughness
設定ではコピーライトと出力する尺度が設定でき初期値は ARKit の基準となる1ユニット = 1メーター。
とりあえず、glTF を試してみたがテクスチャが組み込まれているものか、.glb となっているバイナリのみ読み込める。
以下の画像が読み込んだ結果。
まとめ
ファイルフォーマットと USDZ の制限に対応していれば簡単に変換できるし、
Share ボタンから AirDrop で iOS / iPadOS 端末に保存すると QuickLook でプレビューできたり、Reality Composer でコンテンツを即つくったりできるので便利。
今回、お借りした Model データはこちら。
sketchfab.com