Apple Engine

Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

Game Controller フレームワークについて電子書籍を書いてみた

試験的にまた電子書籍を書こうかなと思い、
ゲーム系の仕事をしてた過去があり、Apple プラットフォーム (iOS, tvOS, macOS) で物理的なゲームコントローラーに関して知見があったので、Game Controller framework について書いてみた。

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Game Controller framework に関して公式ドキュメンと Web 検索でほぼ情報入手できるし、動作サンプルを公開しているのでこの本が必要かと言われると微妙ではあるが、
まぁ、若干の罠があるのでそれを知るためのものという位置付け。

また、Unity などゲームエンジで Apple プラットフォームでゲームコントローラーを対応するための基礎知識とはなると思う。

 

Game Controller framework について

Game Controller framework は操作されている値を取得するだけなので、ゲーム以外でも使用でき、用意されている API も少なく変更も少ないため、おぼえてみるのもよいかもしれない。

MIDI コントローラー、MIDI キーボードなど、パラメーターを Core MIDI で取得するはそこそこ面倒だが、
ゲームコントローラーだと 14 ぐらいの操作を手軽に取得でき、
インスタレーションで表示を変化させるトリガー、サイネージでの操作、ARKit を使用した AR コンテンツの補助的操作など、ゲーム以外に使用できる用途は沢山ある。

ARKit をビルドして動かすだけでも面白さがあるように、物理的なコントローラーでコンテンツが操作できるだけでも面白さはあると個人的に思っている。

 

注意点

ちなみにサンプルは tvOS + Siri Remote か iOS デバイス + MFi 認証取得のゲームコントローラーがないと試すことができないので注意。

 

その他

本で記載したコードは Swift。
PDF をオーサリングしたアプリは Re:VIEW から Apple の Pages に移行した。

今回使用した Pages のテンプレが必要であれば公開する。

 

この本の更新について

WWDC 2019 で Apple Arcade の詳細が発表された際に、Game Controller framework 更新があった場合は、
この本の更新を予定はしていおり無料でアップデートされる。

ただ、更新する量が多い場合はアップデート時に価格を変更するかもしれない。

その後は多分大幅な更新はないとは思われるが、 更新内容が全体の 1/3 を超える場合は新しい電子書籍としてリリースする。

 

本で紹介したコントローラーで購入可能なもの