Xcode 11 での SceneKit の変更点 その6 - マテリアルの追加機能
マテリアルにクリアコートが追加された。
車のボディ、プラモデルの塗装やネイルなどで使用される通常の塗装の上に透明な塗料を塗ることで塗装の光沢が変わる見た目を表す。
光沢を足すため暗いマテリアルのカラーだったり、クリアコートの Intensity の数値を上げるとわかりやすくなる。
マテリアルプロパティはクリアコート、クリアコートのノーマル、クリアコートのラフネス。
プロパティやメソッドは過去記事参照。
クリアコート (ClearCoat)
マテリアルにクリアコート用のテクスチャを適応させると、通常のラフネスとは反対にテクスチャの明るい部分が明るい色で加算される。
ちなみに、以下のクリアコートノーマル、クリアコートラフネスはこのパラメーターの Intensity が 0 だと反応せずと適応されない。
クリアコートノーマル (ClearCoat Normal)
法線の画像をからクリアコートの凹凸による光沢を設定する。
通常のノーマルイメージより全体的に明るくなる。
クリアコートラフネス (ClearCoat Roughn es)
クリアコートの表面の荒さを設定する。
テクスチャ画像で暗い部分はクリアコートの塗装がかかっていない様な状態を指しているのだろうとは思われる。
今回で Xcode 11 での SceneKit の変更はおしまい。
ざっと書いてみたが面白い機能が増えたとは思う。
書き忘れがあったので追加。
次回はマテリアルの新しいライティングモデルについて。