噂されている新しい iPad の頭脳 Apple A チップについての予想(妄想)
噂されている新しい iPad に搭載されると思われる Apple A チップについて予想(妄想)してみる。
現行のまとめ
スペック
CPU コア数 | CPU Clock | GPU | GPU コア数 | |
---|---|---|---|---|
Apple A9 | 2 | 1.85GHz | PowerVR | 6 |
Apple A9X | 2 | 2.26GHz | PowerVR | 12 |
Apple A10 Fusion | 4 (高性能:2/高効率:2) |
2.34GHz | PowerVR | 6 |
Apple A10X Fusion | 6 (高性能:3/高効率:3) |
2.34GHz | PowerVR | 12 |
Apple A11 Bionic | 6 (高性能:2/高効率:4) |
2.39GHz | Apple | 3 |
Apple A12 Bionic | 6 (高性能:2/高効率:4) |
2.49GHz | Apple | 4 |
GeekBench Score
Single | Multi | Metal | |
---|---|---|---|
iPhone XS (A12 Bionic) |
4795 | 11223 | 21189 |
iPhone X (Apple A11 Bionic) |
4211 | 10134 | 15232 |
iPad Pro 10.5-inch (Apple A10X Fusion) |
3912 | 9326 | 29433 |
iPhone 7 (Apple A10 Fusion) |
3401 | 5727 | 12748 |
Apple の謳い文句
- A10X は A9X と比べて CPU 最大 1.3 倍、GPU 最大 1.4 倍
- A11 は A10 と比べて、CPU 最大 1.7 倍、GPU 最大 1.3 倍
- A12 は A11 と比べて、CPU 最大 1.15倍、GPU 最大1.5倍
A12X ? の予想(妄想)
A10 と A10X で CPU コア数の差を考えると 1.5 となっているため、9 コア。
キリが良いので 10 コアにしそう。
端末自体が薄くなるという噂があるため、バッテリーの兼ね合いを考えるとどうなるかは不明だが 8 コアという構成になるかもしれない。
A10X の高性能と高効率コアの比率が半々だが、A11 や A12 のように高性能コアが 1/3 という構成になるかも。
CPU のクロック周波数は A10 と A10X でほぼ同じであるため、A12 と同じ可能性がある。
コアを減らしてクロック周波数を上げる可能性もあり。
GPU に関しては今まで iPad は iPhone の倍のコアを載せているので今回も同様だと思われる。
例えば iPhone XS Max の解像度が 1242x2688、iPad Pro 12.9 inch の解像度が 2048x2732 と倍以上になっているため、A12 で搭載されている 4 コアの倍の 8 コア以上になるだろうと予想される。
噂のように狭額縁ならば処理するピクセル数が増えるため、さらにコアが増える可能性もある。
A10 から A10X のシングルコアの差が 1.15 倍、シングルコア 1.6 倍、Metal で 2.3 と考えると、GeekBench Score として考えると以下のようになりそう。
今年リリースされた MacBook Pro 13-inch 2018 を超え、i9 の 15インチに迫る勢いだが、iPad はファンレスで動作させるため、多分ここまでは行かないだろう。
Single | Multi | Metal | |
---|---|---|---|
MacBook Pro 15-inch 2018 (i9-8950HK) |
5343 | 22550 | |
A12X? | 5514 | 17956 | 48734 |
MacBook Pro 13-inch 2018 (i7-8559U) |
5135 | 17597 | |
iPhone XS (A12 Bionic) |
4795 | 11223 | 21189 |
iPad Pro 10.5-inch (Apple A10X Fusion) |
3912 | 9326 | 29433 |
新しい iPad のためのアプリ
予想(妄想)のスペックだが、多分この端末の性能を生かすアプリが少ないため、何らかの Apple 謹製アプリを出すのではないかと思っている。
Open GL ES ではこの端末の機能を生かせないため Metal を使用することになるだろうし、Adobe も iOS のアプリにも力を入れてきたため、Apple もクリエイティブ系のツールに力を入れる頃合いだと思っている。
AR に力を入れるとなると、そのための簡易的なモデリングツールや Final Cut Pro X、Logic Pro X などの iOS 版などを出して欲しい。
予想(妄想)のまとめ
- 2.49GHz 以上で 8 〜 10 コアの CPU
- 8 コア以上 Apple 製 GPU
- MacBook Pro 15-inch Core-i9 に近しい CPU 性能
- 何らかの Apple 謹製アプリのベータ版リリース
正直、この性能で発表されると Mac 側のラインナップが見劣りするため、新しいデスクトップ向けの Mac の発表や Mac Pro プレビューがあるかもしれない。
とりあえず、iPad の値段が数万円高くなるのは避けられない気はしている。