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近い将来 AI や ロボットが労働を代替可能になるとは到底思えない

日本では 2024 年ぐらいから団塊の世代等々の引退から人口減少に拍車がかかると言われており、
頭が良い人と思われる人たちが労働を AI や ロボットで代用するとは言っているが、
多分、それは夢であり、現実は厳しいだろう。

 

ロボットの問題点

ロボットに関しては現状行うことができる機械化かなり完了しているように見え、ここから進化していくのはかなり難しいだろう。
特に汎用的に振る舞う作業は現状では厳しさがある。

パターン的には2つ

  • やることが多く単一の機械では解決できない問題
  • 機械が大き過ぎて物理的に作業や設置が不可能な問題

 

やることが多く単一の機械では解決できない問題

例えば道路工事での交通誘導ロボットを最近めっきり見なくなった。
きっと、それは人であれば車両誘導以外の事もこなすからだろう。

同じような汎用的にこなせない例は、
利用者の多い一部のコンビニや大型スーパーではセルフレジ(無人のレジ)があるが、 レジ部分は機械化できても品出しやその他の作業を機械でやるには大掛かりな装置が必要になる。

そもそも、POS レジはすでに機械化されており、セルフレジは店員がやっていることを客がやっているだけで機械化でもなんでもないし、ホットスナックや惣菜の販売など現状機械化は面倒だろう。

お店の機械化に関しては Amazon Go があるが、あれは労働の省力化を目指しているようには思えない。完全無人化できそうだが店員はいるし、営業時間が決まっていて夜は使えないし、土日は早く閉まるので、
総合的に見ると日本のコンビニの方がはるかに便利だ。

そもそも、労働の省力化を目指すのならネット注文から配送を効率化した方が労働の省力化ができそうな気がする。
(Amazon Go は購入体験の向上であり、労働の省力化を行いたいのではないと自分は思っている)

コンビニやスーパーで品を全て自販機に入れ設置するのも良いのでわ?
と考えたこともあるが、自販機は商品の購入や商品の補充に時間がかかるため、購入体験と商品を捌く時間がかかりすぎるため人がやった方が速そうという結論に至った。

 

機械が大き過ぎて物理的に作業や設置が不可能な問題

1番のわかりやすいのは料理の調理機器。

炒飯を作成する機械は各社の研究によりかなり省スペース化されたが、 東京など地価が高い地域では飲食店のスペースが取れず、複数の自動調理器を置くのは難しいだろう。
現状、料理人が複数の料理をつくった方が理にかなっている。

ご飯やお味噌汁など自動化されているものもあり、いずれお店の調理全体が機械化されることを期待したい。

 

AI の問題点

AI については単純だと考えていて、
少なくともあと数年で強い AI というものができるわけが無いと思っている。

 

また、現在の AI は自発的に知識が発生するわけではなく、集めたデータを捌いたり、そこから推定するしかなく、
日本国内で必要なサンプルを諸外国より集められるか疑問ではある。

AI で能力を最終的に労働へ落とし込む部分は地域性だと考えており、日本国内でのサンプルがある程度必要なのではないだろうかと思っている。
(倫理観、法律、などなど)

そもそも、現状バズワード的に AI がすごいとなっているものは CNN、RNN、LSTM、GAN などでそれは知能なのだろうかと疑問に思ったりもする。

 

最終的な問題点

1番の問題点は、日本は労働賃金が安いため、ロボットや AI を導入するより人件費の方が安いという問題があり、
時給で行われる仕事に関しては、多分テクノロジーで解決するのはかなり難しいのではないかと想像できる。

たとえ、人口減少した状態になっても賃金的な問題でロボットや AI で本当に補うことができるか疑問ではある。

自分もロボットや AI が労働を代替する世界を望むが、当分先な気はしている。