iOS で SceneKit を試す(Swift 3) その61 - Xcede の Scene Editor でのメニューバー
Scene Editor 表示時、Scene Editor でのみ変更されるのは「Editor」だけ。
ということで、Editor の紹介で項目は5つ。
- Selection
- Display
- Edit
- Convert to SceneKit scene file format (.scn)
- Enable default lighting
4つ目の .scn への変換は以前紹介済みなので割愛。
Selection
Focus Selected Node
Scene Editor で選択したノードが、Scene Editor の操作画面に入るようにズームイン、またはズームアウトする。 Scene Graph View でノードをダブルクリックした時と振る舞いは同じ。
Object must be entirely enclosed in the selection rectangle
クリックしチェックが入った場合、 Scene Editor の画面で矩形選択 (Command を押しながらクッリクしマウス/トラックパッド移動) した際に 矩形にオブジェクトが入りきった時に選択に追加される。
デフォルトは矩形の枠が触れた時点で選択される。
Display
以下の項目で Scene Editor 内のワイヤーフレーム(線での描画)の表示を決める。
Show All で すべて表示し Hide All すべて非表示。
Reset to Defaults で初期値に戻す。
機能 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|
Bouding Boxes | 非表示 | オブジェクトの大きさを立方体で囲みワイヤーフレームで表示する |
Cameras | 表示 | カメラとカメラの視体積をワイヤーフレームで表示する |
Lights | 表示 | ライトをワイヤーフレームで表示する。アンビエント、オムニは球。ディレクショナル、IES は球と光を放つ方向。スポットは球と光の有効範囲の三角柱。Light Probe は別項目であり |
Physics | 表示 | 物理アニメーションを行なった際に当たり判定となる Physics Shape のワイヤーフレームを表示する |
Joins | 非表示 | キャラクタなどの Skining アニメーションで使用する Bone のワイヤーフレームを表示する |
Grid | 表示 | XZ軸方向に広がる方眼紙のようなマス目をワイヤーフレームで表示する。初期状態のズームの比率でマス目が1。最大ズームインで0.1となっている。 |
Light Probe | 表示 | Light Probe のみ球のジオメトリで表示される。Compute が行われると球に Light Probe が発する光に色が表示される |
Disable jittering
効果確認できず、多分ライト系の出る表示エラー緩和用。
デフォルトではオン。
Edit
Reset geometry normals
法線情報をリセットする。
Scene Editor 上で法線をいじることができないので利用用途不明。
使用するとポリゴンに設定されているスムージングがなくなる。
Enable default lighting
シーン上にライトがない場合や必要がない場合、ジオメトリを確認するため、Aimbient Light 配置する。
Scene の Node Tree には追加されず、Scene Editor だけで表示されるのものなので注意。
注意点
今回の設定は scn で保存されない。
Project Navigator で他のファイルを選択するとデフォルトにリセットされる。
今回はここまで。