新しい MacBook Pro 13inch は購入するべきか
個人的に MacBook Pro 13 inch は端末のスペックに対してコストパフォーマンスが良くないのであまりお勧めできないし、
下のグレードは特にお勧めできない。
用途にもよるが Air や iPad Pro を選んだ方が幸せになりそう。
そんでもって、価格以外の 16 inch との違い
- 端末の大きさと重さ
- ディスプレイサイズ
- CPU / GPU 性能
- メモリー
- スピーカー
要するにそれなりの性能で、大きさや重さが 16 inch だと運用上辛い場合に必要な商品となる。
まぁ、16 inch は 2kg くらいあるので、仕事で高頻度に持ち運ぶのは辛いと思う。
以下、Thunderbolt 3 が 4 ポート版の解説。
CPU
第10世代の Intel Core i シリーズが載っており、10nmプロセスルールの変更があった Ice Lake が採用されていると予想され、
第8世代よりざつくり 25% ぐらい性能向上。
シングルスレッドのスペックが上がっているため、PhotoShop など優位に働きそう。
あと、i5 から i7 の価格差が税別で2万円と Apple にしては安めの設定なので、i5 を選ぶ必要は無い気はする。
(ちなみに、4 ポート版の第10世代は松竹梅の松で、MacBook Air は梅なので、第8世代の MacBook Pro 13 inch より元から遅い)
GPU
前世代より 35% ぐらいの向上し、Radeon Vega 10 よりほんの少し速い。(i7 1068NG7)
NVIDIA で言うと、GeForce GTX 950M 並み、1050 の半分ぐらい。
Apple 公式では、最大 80 %向上とのこと。
次のアーキテクチャ TigerLake ではさらに倍という事なので期待大。
メモリー
LPDDR4X-3733 に変更された。
以前のものが LPDDR3 だったのでかなりアクセス速度が向上していると思われる。
Intel の内蔵 GPU のメモリはメインメモリーと共有するため 、GPU の向上はこちらも関与している可能性がある。
折角、32GB の CTO が追加されたので 16 GB を選ぶ必要はないと思う。
その他
AVX512 と機械学習向けの DL Boost という機能が使用できるようになっている。
一応、Intel の発表では DL Boost は Apple の Core ML に対応するという事なので淡い期待をしても良いとかと。
まとめ
Thunderbolt 3 が 4 ポートある方は 第10世代の Ice Lake なチップが搭載されているため全体の機能が底上げされた。
あと、前から言っているように ESC キーが物理キーになったのも良い。
とりあえず 13 inch を買うなら、Thunderbolt 3 x 4 の Core i7 で、 メモリ 32GB、ストレージ 1TB で 268,800円(税別)のやつかなとは思う。
ただ、今後の CPU で Tiger Lake が搭載されれば大幅な機能向上が期待されるし、ARM 版の MacBook がリリースされるかもしれないので、余裕があるなら1年待っても良いかもしれない。