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Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その6 - オブジェクトの追加の基本と共通機能編

今回はオブジェクトの追加と共通機能について。
追加可能のオブジェクトと共通機能というか編集できるプロパティをそれをいじっていく形。

 

Reality Composer でのオブジェクトの大まかな違い

Reality Composer の UI 上部の「+」ボタン(やテキストボタン)を押すとオブジェクト列挙されたコンテンツライブラリが開きそこから選択していくわけだが、大まかに分けて以下のオブジェクトの種類がある。

  • ユーザーが用意した USDZ ファイル
  • Apple が用意した USDZ ファイル
  • ビルトインのシェイプ

 

追加できるオブジェクトの種類

  • ファイル読み込みからの USDZ
  • 様々なプリミティブ形状が追加できるシェイプ
  • 文字を指定したフォントで生成する3Dテキスト
  • 矢印
  • 吹き出しのコールアウト
  • 文字看板のサイン
  • CSV から作成する3Dの表
  • Apple が用意している各種 USDZ ファイル

 

編集できるプロパティでは位置、回転、拡大縮小、物理シミュレーション以外は独自のパラメーターを変更できる。
ユーザーが用意したものはオブジェクトの設定が変えられず、Apple が用意しているものは「外観 > スタイル」が変更でき、
ビルトインのものの外観はスタイルではなく、素材と素材の色や様々な色の設定できる違いがある。

Apple が用意しているオブジェクトの スタイルはリアルな「現実」CGっぽい「スタイル」テクスチャを外しビルトインと同様に素材と素材の色が指定できる「アイコン」がある。 「現実」は形状が異なっていたり、「スタイル」とはことなるテクスチャが追加されていたりする。

 

素材と素材のカラー

 

素材

素材は以下のもの。
デフォルトではプラスチックが選択されている。 テラコッテは若干わかりづらいので説明を書くと、粘土地の素焼きの意味でイタリアの屋根瓦や埴輪とかの感じ。

  • ペイント(光沢)
  • ペイント(マット)
  • プラスチック
  • カーペイント
  • アルミニウム
  • 真鍮
  • 青銅
  • ゴールド
  • スチール
  • ゴム
  • テラコッタ

 

素材のカラー

色の付いた角丸の四角をタップすると 12 * 12 のセルで割り振られたカラーパレットが表示される。
最初の列は色相のないモノクロが白から黒で12分割。
その下から行は赤からピンクへの色相、列は彩度になっている。

macOS 版でこちらをクリックしても OS 標準のカラーウインドウの UI は表示されない。

 

まとめ

今回は基本的なオブジェクトの配置について書いた。
Apple が設定しているオブジェクトは、素材と素材のカラーの変更できることがわかったと思う。

次回は各オブジェクトの詳細と素材と素材のカラー以外の固有の設定値について。