Blackmagic eGPU / eGPU Pro、Vega 16 / 20 どれを選ぶか
Apple、Macbook Pro の Web ページに eGPU Pro のグラフが追加されていたのでまとめてみた。
eGPU Pro と eGPU の価格差は 1.66 倍。
Apple のページを信じると妥当な感じである。
GPU | 税別価格 |
---|---|
eGPU Pro (Vega 56) | 149,000 |
eGPU (RX 580) | 89,800 |
以下、MacBook Pro 15 inch の GPU Radeon RX 560X を 1 とした時の割合。
一応、PC で動作させている GPU の差でも 40〜60% ぐらいなので許容範囲。
eGPU | eGPU Pro | 差 | |
---|---|---|---|
Unity Editor | 2.3倍 | 3.8倍 | 1.65倍 |
Rise of the Tomb Raider | 2倍 | 3倍 | 1.5倍 |
Blackmagic DaVinci Resolve Studio | 1.8倍 | 2.7倍 | 1.5倍 |
Maxon Cinema 4D | 3.1倍 | 4.7倍 | 1.51倍 |
Final Cut Pro X | 1.3倍 | 1.6倍 | 1.23倍 |
MacBook Pro 15inch Vega 16 / 20
公式では Vega20 で RX 560X と比べて 60% UP らしい、ページのものと照らし合わせてみるとこの様な感じ。
Vega 20 | eGPU | eGPU Pro | |
---|---|---|---|
Unity Editor | 1.6倍 | 2.3倍 | 3.8倍 |
Rise of the Tomb Raider | 1.5倍 | 2倍 | 3倍 |
Blackmagic DaVinci Resolve Studio | 1.55倍 | 1.8倍 | 2.7倍 |
Maxon Cinema 4D | 1.6倍 | 3.1倍 | 4.7倍 |
Vega 20 は ¥38,500(税別)なので 38500 / 6 = 6416.66。
10%当たりの価格でいうと優秀。
60%までしか増えないが。
Vega 16 は 48% ぐらいのスペックアップだと思われるので、コスパで考えるとお得だが、1万ちょいで 20 になるので悩みどころ。
まとめ
RX 560X の約1.4 または 1.6 倍性能の一体型を望むか、外付けでも約 2 または 3倍の性能を求めるかになる。
60%までの増加でよければ、eGPU よりコストが若干価格が安いので MacBook Pro 15inch + Vega 20(¥302,800〜 + ¥38,500)はよいと思われる。
RX 560 の1.6倍以上欲しいか、他の Thunderbolt 3 が接続可能な Mac なら eGPU、eGPU Pro。
大体価格に見合う性能向上なので、お金に余裕があれば Pro を買ってもよいかと。
MacBook Pro 13inch は CPU が 4 Core なので、持ち運ぶ用途がなく、ディスプレイがあるなら Mac mini を選んだ方が良さげ。
また、iMac Pro 8 Core が ¥558,800 (税別) となっているため、
他の Mac のカスタマイズで、メモリ 32GB / 1TB SSD に設定した場合に eGPU / eGPU Pro で本体価格以下の価格に近いと 5K のディスプレイを持った iMac Pro が購入できてしまうので注意。
- iMac Pro 8 Core = 本体 ¥469,000 - 27inch 5K ディスプレイ + eGPU
- iMac Pro 8 Core = 本体 ¥409,800 - 27inch 5K ディスプレイ + eGPU Pro
Blackmagic のものはそれなりにするので、ケースとボードを別に買うとやすくなるかも。
Mac でサポートしているケース一覧があるのでこちらを参照。
特に Vega 64 系や Pro WX 9100 は電源が 650W のケースじゃないと正常に動かないので注意。
おまけ
eGPU のケースは割とでかいので、ラップトップは縦置きできるスタンドがあると便利。