iMac Pro を買う場合どれを選ぶべきか
現状 Geekbentch 4 でわかる iMac Pro のベンチマークはこのような感じ。
Apple のサイトで紹介されているものはアプリなどの動作やコンパイルに対したベンチなので、Geekbentch 4 とは異なるので注意。たぶん体感としてはあちらの方が正しい
ハード | シングルコア | シングルコアの差 | マルチコア | マルチコアの差 |
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10コア iMac Pro | 5270 | 0.92 倍 | 35412 | 1.83 倍 |
8コア iMac Pro | 4982 | 0.88 倍 | 30240 | 1.56 倍 |
12コア Mac Pro | 3354 | 0.59 倍 | 25816 | 1.33 倍 |
4コア iMac | 5681 | 基準値 | 19353 | 基準値 |
ハード | OpenCL | OpenCL の差 | Metal | Metal の差 |
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iMac Pro Radeon Pro Vega 64 | 174890 | 1.44 倍 | 178059 | 7.15 倍 |
Mac Pro FirePro D700 | 92289 | 0.76 倍 | 53347 | 2.14 倍 |
iMac Radeon Pro 580 | 121275 | 基準値 | 24897 | 基準値 |
CPU に関しては Xeon の特性上マルチコアで伸びが大きく値段相応でスペックが上がっている。
Geekbench 4 Compute に関しては Vega 64 の場合、OpenCL と Metal 近い値になっており、
OpenCL と Metal は CPU を GPU を併用し計算するため、
本来あるべき姿のような気はしている。
また、Vega 56 の OpenCL のスコアが 160949 なので、 現状 Vega 56 から Vega 64 変更する場合色々考える必要がある。
このベンチマークが正しいのであれば、Mac Pro 12コアと5Kのディスプレイで
iMac Pro 8コアと値段の差が少なく、シングルコアで約1.5倍、マルチコアで1.17倍、OpenCLで1.74倍となるため Mac Pro 12コアを購入する必要性がない。
個人的には 10コア が費用対効果が高く、お金があるなら18コアを選ぶべきと考える。
GPU に関しては Windows のベンチマークを見ても Vega 56 と Vega 64 との性能差があまり大きくないため価格を考えると悩みどころではある。
標準構成は Apple では配送が1〜3営業日となっており、家電量販店でももうそろそろ販売しそうなので、早く欲しい場合は8コアを選ぶのもありかも。
別案としては、ECC のメモリーや黒い筐体が必要なければ、次の iMac を待ってもよいかもしれない。
もし、10コアの Core i7 や新しい GPU が載ったとしても、そこまで高くならない可能性があるので。
ぴーえす
iMac Pro の Xeon W + Vega。
予想ではフルで動かすと電力がそれなりに奪われるので注意。
ぴーえす2
新しい Mac Pro については触れていないのは、 多分、高い価格の Xeon 製品が搭載されると思われるので。