国内の iPhone のシェアと今後
残念ながら国内スマートフォン市場の出荷台数は減少傾向にあり、頭打ちであり、一般向けも ビジネス向けも、すでに渡り切ったこととなる。
IDC によると国内スマートフォン出荷台数は前年同期比 6.2%減 の 654万台となっていて、 そのままだけど前年と比べると 6.2% は新規・機種変更をしていないということとなる。
出荷台数の内訳は
- iPhone 400万台の 12.3 %増
- Android 252万台の 26.1%減
- その他 2万台
正確な OS シェアはわからないのだが、kantarworldpanel.com によると iOS は 34 ~ 50% である。
また StatCounter GlobalStats のブラウザアクセスシェアによると、 年々、Android のシェアが下がっている。
日本でのスマートフォンの展開
正直今後どうなるかはわからんが、Google Pixel の国内発売がない以上、 リファレンスとなる Android 端末ないし、国内端末で Android Nougat が搭載される端末も当分先になるだろう。
今更だが iPhone で Suica が使えるようになる。
少なくとも Suica 用に Android を使用していた層は Android を使わなくなるだろう。
たぶん Android の Daydream は他のアプリの動作を止めて動かしている可能性があるので、こちらの機能が使えれば状況は変わるかもしれない。 問題は Daydream が最近のハイエンド端末しか動かないところだろう。
iOS 端末優勢となるのだろうか?
iOS が Android を凌駕しているとは言えないけど、 Suica を含めた Apple Pay での決済やスマートフォンのゲームアプリは若干のアドバンテージとなると思いたい。
きっと、iOS 10.1 で Apple Pay が動き始めるとリアルやネットの店舗で対応する必要が出てくる。
どうなるかはわからんが、対応が広まったとすると一つの流れができると思われる。
ぴーえす
Android Nougat にも良い機能があり、SplitView によるスマートフォンでのアプリを複数起動や、アプリをすべてはダウンロードせずに一部機能をお試しで動かすことができる Instant Apps など、iPhone にも導入してもらいたい機能はいっぱいある。
参照・その他
2016年第1四半期 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値を発表 http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20160606Apr.html
「iPhone 7/7 Plus」の初速は不振 家電量販店では2年連続マイナスに https://www.bcnretail.com/market/detail/20160930_11971.html