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Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その10 - オブジェクトの追加(コールアウト)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能なコールアウト(吹き出し)のオブジェクトについて。 使用できるものは3タイプあるがプロパティのパラメーターが違うだけで、同じオブジェクトである。 コールアウトの種類 以下の3つがある。 以前と同様に素材と素…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その9 - オブジェクトの追加(矢印)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能な矢印のオブジェクトについて。 使用できるものは3タイプあるがプロパティのパラメーターが違うだけで、同じオブジェクトである。 前回同様、位置、回転、拡大縮小、素材と素材の色については割愛。 種類 大きく分け…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その8 - オブジェクトの追加(テキスト)編

今回は画面上部「+」ボタン、macOS ではテキストボタンから追加可能なテキストのオブジェクトについて。 テキストは端末にインストールされているフォントを使い厚みを持たせた 3D のオブジェクトをシーンに追加する。 ちなみに iOS 13 から追加されたカス…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その7 - オブジェクトの追加(シェイプ)編

今回は画面上部「+」ボタンから追加可能なオブジェクト基本図形である10種類のシェイプについて。 以下、作成できる基本図形であるシェイプ。 名称は iOS / iPadOS で見ることはできないが、macOS ではコンテンツライブラリで Option を押すと見ることがで…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その6 - オブジェクトの追加の基本と共通機能編

今回はオブジェクトの追加と共通機能について。 追加可能のオブジェクトと共通機能というか編集できるプロパティをそれをいじっていく形。 Reality Composer でのオブジェクトの大まかな違い Reality Composer の UI 上部の「+」ボタン(やテキストボタン)…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その5 - プロパティとその設定編

オブジェクトの追加について書こうとしていたが、オブジェクトの説明の際にプロパティに触れるのでこちらを先に説明してみる。 Reality Composer のプロパティ編集は主に2つで、シーンとオブジェクトのパラメータを操作する際に表示される UI となる。 シー…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その4 - さまざまアンカー編

今回はアンカーについて。 Reality Composer で言うアンカーとは AR が動作の基準となる目印のようなもので、最初に試した水平平面や顔などを認識し基準点を作成しオブジェクトを配置する。 アンカーの設定は新規作成時に5つのアンカーの中から選択するか、…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その3 - 主なユーザーインターフェイス編

今回は Reality Composer のメイン画面のユーザーインターフェイスについて。 Reality Composer では macOS 版と iOS /iPadOS 版でリリースされており、UI が異なっているが基本的にはどのプラットフォームでも全ての機能にアクセスできるようになっている。…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その2 - reality ファイルの書き出しとプレビュー編

前回は Reality Composer のざっくりした説明を書いたが今回はファイルの書き出しとプレビューについて。 Reality Composer でのファイルの保存は2種類あり、Reality Composer のプロジェクトである .rcproject と書き出しから行う .reality の2つがある。 R…

iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その1 - 概要編

Reality Composer について勉強を兼ねて書いてみる事にした。 Reality Composer は WWDC 2019 で新しい AR のフレームワーク RealityKit と共に発表された開発環境の1つで SceneKit でいう Scene Editor。 オブジェクトの配置や振る舞い、AR のプレビューや…

2020 年、AR、これから

AR とはとなんぞやと問われると困るけど、Augmented Reality の略なので拡張現実と呼ぶものらしい。 拡張現実と言われてもよくわからない感じはあり、現状では仮想空間にデジタルな処理をされた現実空間をミックスしたものとなっている。 個人的には、拡張さ…

今更 AirPods Pro のレビュー

ある程度 AirPods Pro を触ったので感想を書いてみる。 以前 AirPods の1世代目購入したが、外の音が入り込んでしまう設計だったため、都内では外音が煩すぎて電車や駅のホームなどでは使い物にならず、日本でフィールドテストしてから出すべきと何度も自分…

USDZ を手軽に作成できる Reality Converter Beta がリリース

obj、glTF、USD ファイルをドラッグ&ドロップで USDZ へ変換できる Reality Converter の Beta 版がリリースされた。 開発者アカウントが必要になるが以下の URL からダウンロード可能。 https://developer.apple.com/news/?id=01132020adeveloper.apple.com…

スペックで見る Mac Pro

Mac Pro はプロ向けではあるものの、この価格を払ってでもスピードを上げたい人向けで、 コスパが良いかと言われると困る。 昔のグラフィックワークステーションで的なものなので個人で買うものではないと思われる。 CPU Mac Pro は Cascade Lake ベース Xeo…

Swift 5.1 で追加された SIMD の機能

忘れていたのでまとめてみる。 Swift でビルトイン実装されている SMID の機能と Swift Standard Library で SMID を引数として持つ関数が追加された。 SIMD Vector Types Swift Standard Library Functions Swift-Evolution - SIMD Additions (元ネタ) 追加…

MacBook Pro 16-inch のベンチマークとその先

Geekbench にて MacBook Pro 16 inch のベンチマークが出たので以下に一部抜粋してみた。 端末名 CPU クロック Single Multi iMac 27-inchRetina Early 2019) Core i9-9900K(8 cores) 3.6 GHz 1254 8187 iMac Pro(Late 2017) Xeon W-2140B(8 cores) 3.2 GHz …

iOS 13 で Custom Fonts の API を使ってみる

今までの iOS では自前のフォント(カスタムフォント)の使用はアプリ内に制限されていたが、iOS 13 からは OS 機能として、自前のフォントのインストールと使用ができるようになり、 他のアプリでも自前のフォントが使用できるようになった。 フォントのイ…

2019 年版 MacBook Pro 16 inch

www.apple.com 噂されていた MacBook Pro 16 inch が発表された。 まとめるとこんな感じ 画面が大きくなる メモリが 2,666MHz に変更 TouchBar を含むキーボードが変更 GPU のスペックアップ スピーカー/マイクのスペックアップ iPhone 8 ぐらいの重さが増加…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その7 - マテリアルの新しいライティングモデル

Xcode 11 での SceneKit でマテリアルのライティングモデル (Lighting Model/Shading) では新しくShadow Only が追加された。 使用用途としては AR の際に影だけ描画したい場合など。 現状では AR の現実空間の表示は画像に過ぎないので、影を落とすことがで…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その6 - マテリアルの追加機能

マテリアルにクリアコートが追加された。 車のボディ、プラモデルの塗装やネイルなどで使用される通常の塗装の上に透明な塗料を塗ることで塗装の光沢が変わる見た目を表す。 光沢を足すため暗いマテリアルのカラーだったり、クリアコートの Intensity の数値…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その5 - カメラの機能追加

カメラで3つの機能が追加された。 Scene Editor で3つ目の機能を使用し操作すると現状では Xcode が 100% クラッシュするので注意。 プロパティやメソッドは過去記事参照。 Bloom の追加機能 Scene Editor 上でカメラの Bloom に Iteration と Spread のパラ…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その4 - スクリーンスペースリフレクション

スクリーンスペースリフレクション (Screen-Space Reflection) とは 前回のリフレクションプローブと異なりカメラから反射を推定する。 そのため正確な反射にならない場合が多いが、それっぽい感じの表現をすることができる。 リフレクションプローブはライ…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その3 - リフレクションプローブ

リフレクションプローブ(Reflection Probe)とは? ライトプローブ同様に周囲の光(色)をキューブマップとして焼き込み、周りの反射するマテリアルに適応する。設定方法はライトプローブと変わらない。 ARKit の environmentTexturing プロパティ、AREnvir…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その2 - エリアライト

エリアライト (Area Light) が追加された。 ライトタイプを area に変更するだけ。 let light = SCNLight() light.type = .area プロパティやメソッドなどは過去記事参照。 エリアライト いわゆる面光源。 diffuse に柔らかに光を当て、面光源の形状のハイラ…

Xcode 11 での SceneKit の変更点 その1 - 概要と Scene Editor

リリース版が出たので詳細を書いていこうと思う。 コードのプロパティやメソッドは過去記事参照。 Scene Editor の変更 エリアライトの追加 リフレクションプローブの追加 シーン全体のスクリーンスペースリフレクションの追加 カメラの Bloom のプロパティ…

SIM フリーの iPhone XS を売りに行ったら SoftBank さんのネットワーク利用制限が ▲ だった

面白いことがあったので書き留めておく。 今回、端末買取の際の登場人物では誰一人悪くないところがすごい。 結論としては今回の SIM Free iPhone XS に関しては SoftBank さんのネットワーク利用制限を解除できなかった。 (正確にいうと方法がわからなかっ…

iPhone 11 Pro のカメラとその感想

iPhone 11 Pro で超広角カメラが追加され、望遠カメラやポートレートモードが強化。 また、カメラだけしか特出する部分がなかった Google Pixel 3 の Night Sight をパクった Night mode が追加された。 強く推したいのは画角が120度となる超広角カメラ追加…

A13 Bionic のベンチマークとその先

Geekbench からの現状の集計をまとめてみた。 Geekbench 5 から基準値が変わったため以前と値が異なる。 SoC GHz Single Multi Metal iPad Pro (3rd 12.9-inch)A12X Bionic 2.5 1112 4606 9115 iPhone 11 ProA13 Bionic 2.7 1326 3359 6355 iPhone XSA12 Bio…

A13 Bionic のスペックを予想する

1つ前の記事からそのまま載せたもの。 Apple A チップのプロセスルールが 7nm から 7nm+ 変更されたため、集積率20% アップ、消費電 15% ダウンとなっている。 基本的には 全体で20%上がり、最低でも使用時間が 15% アップする。 Apple Evenet では A12 と…

iPhone 11、11 Pro、11 Pro Max どれを買うべきか

Apple のイベントにて新しい iPhone が発表された。 iPhone 11、11 Pro、11 Pro Max というネーミングになったがグレードは、XR、XS、XS Max と同じ流れだ。 ざっくり、まとめるとこんな感じ。 カメラの機能強化 ディスプレイのアップデート チップの性能向…