iPhone と Reality Composer で始める簡単 AR その7 - オブジェクトの追加(シェイプ)編
今回は画面上部「+」ボタンから追加可能なオブジェクト基本図形である10種類のシェイプについて。
以下、作成できる基本図形であるシェイプ。
名称は iOS / iPadOS で見ることはできないが、macOS ではコンテンツライブラリで Option を押すと見ることができる。
- 箱型
- カプセル
- 円錐
- シリンダー(円柱)
- プリズム
- らせん
- 球体
- スパイラル
- 星形
- トーラス(ドーナツ)
シェイプのパラメータ詳細
以降、シェイプの説明を書いていく。
位置、回転、拡大縮小、素材、素材の色、物理シミュレーションに関しては以前書いているので割愛。
箱型
幅、高さ、奥行きで大きさが変更することができ、ベベルの半径は角の丸みをつけることができる。
直方体やカードのようなものも作成可能。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
幅、高さ、奥行きを変更するための青いハンドルが表示され動かすと各設定を変更できる。
デフォルト値
- 幅 10cm
- 高さ 10cm
- 奥行き 10cm
- ベベルの半径 0.5cm
カプセル
丸みは上下の半球、カプセルの円の直径、高さは全体の高さを設定できる。
丸みを0%にすると円柱になり、直径を大きくすると球体になる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
高さと直径の設定変更ができる。
デフォルト値
- 丸み 100%
- 直径 10cm
- 高さ 20cm
円錐
直径、高さ、角の丸みをベベルの半径で円錐を設定できる。 ベベルを大きくすると上下が完全に半球になり洋梨のような形になる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
直径と高さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 直径 10cm
- 高さ 10cm
- ベベルの半径 0.35cm
シリンダー
直径、高さで円柱を設定する。
他のもの同様に角の丸みをベベルの半径を設定できる。
こちらはベベルの半径を変更しても丸みが途中で止まりカプセル状にはならない。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
直径と高さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 直径 10cm
- 高さ 10cm
- ベベルの半径 0.5cm
プリズム
直径、高さで大きさを決め、側面の数で多角形の辺の数、ベベルの半径で角の丸みで多角柱を設定する。
ベベルの半径は上下だけでなく側面の角も丸くなる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
直径と高さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 直径 10cm
- 高さ 10cm
- 側面 5
- ベベルの半径 0.5cm
らせん
バネのような形状の設定を行う。
丸みは先っぽとお尻部分を半球にし、直径と高さらせん全体の直径、高さ、回転数は捻れている数、厚さはらせんの太さで値を小さくすると細くなる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
直径と高さを設定変更ができる。
デフォルト値
- 丸み 100%
- 直径 10cm
- 高さ 10cm
- 回転数 2
- 厚さ 1.5cm
球形
直径が変更でき球体の設定を行う。
値はひとつで大きかが変わる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
値は高さひとつで大きさを変えることができる
デフォルト値
- 直径 10cm
スパイラル
らせんの平面版で蚊取り線香のようなうず巻きを設定することができる。
設定値はらせんの高さがないものとなり、丸み、直径、回転数、厚さとなる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
直径と厚さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 丸み 100%
- 直径 12.5cm
- 回転数 2
- 厚さ 3cm
星形
直径は全体の大きさ、厚さは中央部部の厚さとなり高さと同様、インセットは凹んでいる部分、ポイントは突起部分の数を設定することができる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
星の大きさ、凹んでいる部分と中央部は高さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 直径 15cm
- 厚さ 30cm
- インセット 0.6
- ポイント 5
トーラス
ドーナツ形の形状で直径は全体の大きさ、厚さ付はリング部分の太さが変わる。
そのため、厚さの値を大きくすると中央の穴は狭くなり、形状全体が太くなる。
「変更」ボタンで表示されるハンドル
高さと太さの設定変更ができる。
デフォルト値
- 直径 12.5cm
- 厚さ 3.5cm
まとめ
基本図形として用意されているシェイプの説明を書いてみた。
Reality Composer ではテクスチャの設定はできないが、色の設定ができるため、ざっくりとした形状のものはシェイプだけでもつくることはできる。
次回はテキストのオブジェクトについて。