Apple Engine

Apple, iPhone, iOS, その周辺のことについて

Mac Pro について妄想してみる

なんとなく予想をまとめてみる。
貧民なので今回は基本的にはネガティブな内容。

CTO 価格がわからないが、現状公開されているエントリーモデルの価格から考えるにかなり高い構成になると予想される。
大金を使って少しでも速く処理したいクリエイティブ職向けで、その中でもかなりハイクラスでないとコストに対して見合わない気はする。

とりあえず、エントリーモデルに関しては iMac Pro 8 コアより高く、現状スペックにわりと厳しさがある。
(Radeon Pro 580X がデュアル構成なら若干よいかも)

www.apple.com

 

CPU

CPU が多分 Cascade Lake なので若干良くなるが、それ以外エントリーモデルでは CPU 以外スペックは良くない。
iMac Pro 8 コアから 18 へのアップグレードが ¥264,000 なので、Mac Pro で 28 コアにした場合は確実に 40 万超えそうではある。
(また同スペックの Xeon W のリテール版40万超えるので)

正直、今後 CPU を使いたおすものより、GPU 処理が強いものの方がユーザーとしては利点が多い気はすし、
Apple の紹介ページを見ると 28 コア と iMac Pro 18 コアでは、コア比以上に性能がないので、今後ベーススペックが高かったり、コアの多い Core i 系が出てしまうと iMac Pro と共にコスパがかなり悪いかもしれない。

そのため、前の Mac Pro が 2013 〜 2019 まで販売されていたため、今回優位性が速い段階で無くなる可能性がある。

 

GPU

Apple の紹介ページを見るとデュアル Radeon Pro Vega II と Vega 64X のとの差がギリギリ 2 倍なく、
Cinema 4D リアルタイム 3D レンダリングで Vega 64X と Vega II の差が少ない。
(そもそも、現状複数 GPU を使用してリアルタイム 3D レンダリングを速くする Metal の機能を知らない)

また、PCI Express が行うことができる電力供給の問題で一部スロットが独自の MPX となっており、 Radeon Pro Vege II Duo にした場合、1枚で約 500 W らしいので、CPU GPU を合わせるとスペック通り 1400 W かかるのは間違えないと思われる。

あと、現行 PCI Express が Gen4 が出始め Gen5 が策定されているので、Gen3 である Mac Pro は速い段階で Windows などの PC と GPU 性能差が出るかもしれない。

 

Afterburner

中身の詳細不明。
Apple が FPGA のエンジニアを募集していたとはいえ、すぐに開発はできないと思われるので、Intel Agilex か、Agilex と Apple A チップの混合の気がする。
Agilex の新しいものは最大 40TFlops とのことなので処理はできそう。

 

メモリ

8 コア以外は 2,933MHz メモリに対応している。
12 スロット使えるということは、36TB 以上は可能だと思われる。

多分、今後電源を切ってもデータが失われない不揮発性メモリ Optane DC Persistent Memory 対応できそうではある。
macOS 自体でも調整する必要があるが。

 

電源

  • 1,280W(108〜125Vまたは220〜240V)
  • 1,180W(100〜107V)

Max 出力では 200V 以上必要。
集合住宅などで 100V の場合は単相三線式でないと屋内の工事が必要なるかもしれなく面倒。

 

モジュール式

モジュール式にはなっているが、SSD のスロットは独自らしく、GPU は MPX を使用しているので、他社製で使えるのはメモリと空きの PCI ぐらいかなと。

 

まとめ

正直コスパは悪いが、macOS でハイグレードのものがこれしかないので、有り余るお金がある方には十分な機能をもつハードだと思われる。