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Web アプリはネイティブアプリを駆逐するのか?

「ネイティブアプリ開発者は絶滅危惧種なのか?」という記事があったので、別の考えとして Web アプリがメインステージに立つことがあるのか考えてみる。

jp.techcrunch.com

コンシューマ向けである Windows 7 の 2020 年 1 月 14 日のサポート終了が迫り、実質 IE が標準ブラウザである OS がなくなる。(サポートが延長されなければ)
そのため、IE の制限でできなかったものや、新しい機能が試された Web アプリが今後増加するだろうと予想する。

以前はネイティブいらず Web アプリで全てことが済めばよいと考えていた。
だが、現在は Web アプリに関して一定のもの以上の操作は厳しいのではないかと思っている。

ちなみに、Web アプリがネイティブアプリに劣るという話ではないのでご安心を。

 

Web アプリの利点はそのうち利点ではなくなる

Web アプリは1番の利点としてはアプリをダウンロードしなくても済むという点ではあるが、5G など高速通信が近い将来始まれば、ある程度解決されるだろう。

 

問題点 1: セキュリティ

現状 Web アプリで問題になるとするならセキュリティ関連だろう。
例えば、iOS 12.2 では加速度やジャイロセンサなどデフォルトで動作が止められており、
Media Capture など Chrome で実装している機能などセキュリティ的に厳しいものがあるのではと予想される。

許可プロンプトが出まくるサイトとか厳しいだろうし、通知などの許可プロンプトですら強化される事がどれだけあるか疑問である。

また、重要視されている Service Worker と共に使用されると思われる Web Push、Background Sync などプロンプトで許可を押されるかわからないし、
それ以前に Service Worker を起点としたセキュリティがらみの問題が今後現れると予想している。

Google Stadia のようにサーバーで全て済ます形になるのなら、状況は変わるかもしれない。
ただ、その時点でブラウザで操作する必要がなくなる気はしている。

 

問題点 2: バッテリー消費

もう1つはバッテリー消費の問題。

Web サイトであるためアプリに審査はなく、激しい勢いでバッテリーを奪われても気づかない可能性がある。
(ネイティブだったり、アプリに審査があれば万全というわけでもないが)

WebGL だけでなく、Chrome 69 から実装された OffscreenCanvas もバッテリーを激しく奪えそうな感はある。

 

問題点 3: UI の破壊

ブラウザで動作するため OS で統一感のある操作や見た目の UI を無視する事ができる。

個人的な意見だが、開発者が UI を楽に作成するために OS 間で UI 統一し、ユーザーへ従わせるというのは、ユーザー体験を重視すると考えるならあまり良い策とは思えないし、
マテリアルデザインを iOS に持ち込むのも好きではない。

 

まとめ

Web アプリの便利さもわかるので流れ的には続くとは思うが、セキュリティやその対策等を考えると、どうなるかはわからない。

少なくとも Safari がなくならない限りはネイティブアプリ開発者はまだしばらく必要だろう。

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