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新しい MacBook Pro 13、15 inch について考える

8/2 追記修正: i5 スレッド数と該当箇所修正

噂されていた新しい MacBook Pro 13、15 inch が発表され発売された。

基本的には CPU と GPU のアップデートと Bluetooth 5.0、True Tone 対応、T2 チップによる「Hey! Siri」による音声コマンドというところが大きな変更。

13 inch のメモリは LPDDR3 だが、15 inch は 32GByte を載せるためか DDR4 になっている。
実機を触っているわけではないのでわからないが、チャネルが同じなら 15 inch の方がメモリへ高速にアクセスできる形となる。

あと、互いにキーボードの改善が行われており、キー打鍵時の騒音が緩和されているとのこと。

 

仕様

13 inch

標準構成
  • 第8世代の 2.3GHz クアッドコア Intel Core i5(Turbo Boost 3.8GHz)
  • Intel Iris Plus Graphics 655
  • 8GB 2,133MHz LPDDR3 メモリ
  • 256GB SSD

 

オプション
  • CPU Core i7(2.7GHz / Turbo Boost 4.5 GHz)
  • メモリ 16GB
  • SSD 512GB、1TB、2TB

過去のものと異なり GPU の変更はできず 655 のみ。

 

15 inch

標準構成

  • 第8世代の 2.2GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost 4.1GHz)
  • Radeon Pro 555X(4GB GDDR5 メモリ)
  • 16GB 2,400MHz DDR4 メモリ
  • 256GB SSD

 

オプション
  • CPU Core i7(2.6 GHz / Turbo Boost 4.3 GHz)
  • CPU Core i9(2.9 GHz / Turbo Boost 4.8 GHz)
  • メモリ 32GB
  • Radeon Pro 560X(4GB GDDR5 メモリ)
  • SSD 512GB、1TB、2TB、4TB

 

Geekbench でのベンチマーク

リークされたもので見てゆく。

モデル Single Core Multi Core
iMac Pro (8 Core) 5008 30535
Macbook Pro 15-inch i7 2018
(8750H / 2.2GHz)
4902 22316
iMac 27-inch
(i7-7700K)
5676 19329
Macbook Pro 13-inch i7 2018 4448 16607
Macbook Pro 15-inch 2017
(i7-7920HQ)
4624 15551
iPhone X 4206 10128
Macbook Pro 13-inch 2017
(i7-7567U)
4606 9553
iPad Pro 10.5 inch 3909 9308

 

2018 の Core i7 の 13 inch は 2017 の 15 inch のコア数と同じであるため同様な値。
Core i5 は Hyper Threading がない点を考えると 2017 の 13inch の 2コア4スレッド度と同等と考えてよいと思われる。
Core i5 も Hyper Threading が使用できる模様。

2018 の Core i7 の 15 inch は iMac のフルスペックを超えており、iMac Pro 8 コアと比べて約 73 %ぐらいの速さ。

2018 の 15 inch は多分 Intel Core i9-8950HK だと思われるため、シングルコア で 5500 を超え、マルチコアで 24000 は越えると思われる。
こちらは iMac Pro 8 コアと比べて約 79 %ぐらいの速さ。

 

ざっくりベンチをまとめる

メモリをマックスまで積んだ際のベンチだが以下のような感じ

  • 2018 版 13 inch i5 = 2017 版 13 inch i7
  • 2018 版 13 inch i7 = 2017 版 15 inch i7
  • 2018 版 15 inch i7、i9 は iMac 27 inch のフルスペックに勝つ
  • 2018 版 15 inch i7 は iMac Pro 8 コアの約 73 %の速さ
  • 2018 版 15 inch i9 は iMac Pro 8 コアの約 79 %の速さ

 

価格(以下税別価格)

13 inch

標準スペック ¥198,800

 

オプション
  • CPU Core i7 +33,000
  • メモリ 16GB +22,000

SSD はいずれかを選択

  • SSD 512GB +22,000
  • SSD 1TB +66,000
  • SSD 2TB +154,000

 

15 inch

標準スペック i7 (2.2GHz) 256 SSD ¥258,800
標準スペック i7 (2.6GHz) 512 SSD ¥302,800

  

オプション
  • CPU Core i9 +44,000
  • メモリ 32GB +44,000
  • Radeon Pro 560X +11,000

SSD はいずれかを選択

  • SSD 512GB +22,000
  • SSD 1TB +66,000
  • SSD 2TB +154,000
  • SSD 4TB +374,000

 

購入プランを考える

今まではコスパの面で 15 inch 一択だったが、今回は 13、15 inch 共に Pro という名にふさわしい CPU の構成になっている。

また、MacBook Pro に関しては Mac 作業しなければいけない状況である場合、出先で使ったりラップトップでの使用が必要である場合、CPU のスペックがそれなりに必要な場合などの用途を考えた末で購入した方が良いと思われる。

MacBook や iMac、iPad で作業が代用できるのなら頑張って買う必要はない。

 

大きさは小さく、軽い方がいい

13 inch を選ぶことになる。
ただ標準構成の i5 は良くなったとはいえ、Hyper Threading のない4コアなので、4コア8スレッドの i7 にアップグレードした方が良いかと。
数字上倍になるし。

Core i5 も Hyper Threading できるため、i7 との主な違いはクロックとキャッシュ。
基本的な操作では i5 も i7 も誤差だとは思われるが、3DCGや動画編集など CPU を継続的に使用する負荷の高い処理ではクロック分の違いは出ると思われる。

GPU をそれなりに使う場合、内臓 GPU に関しては良くなってきているものの申し訳程度なので、財力があれば eGPU を導入したいところ。
Apple の MacBook Pro のサイトで書かれているように、Radeon Pro 580 搭載 eGPU を使えば3〜8倍まで速くできる。
雑に言うと、15inch の GPU と iMac Pro の中間ぐらいにはできるはず。

15inch と比べて、値段の安さ、大きさ、重さ以外に関して劣っているので、スペックが欲しい場合はこちらを選択すると後悔することになる。
(体験談)

 

ハイスペックマシンをモバイルで

15 inch を選ぶこととなる。
13 inch i7 のハイスペックは8スレッドだが、15inch は6コア12スレッドでメモリも DDR4 となっている。

GPU の 555X, 560X に関しては、多分 Radeon Pro 555, 560 の省電力版だろうと予想。
正直、同じビデオメモリ(VRAM)の 555 と 560 の差は微妙なのでお金に余裕がある人向け。
+11,000 なのでめっちゃ高いわけではないけど。

一応、Core i9 にも触れるが、こちらもスペックの伸び率はそれなり。
この筐体で Turbo Boost がどこまで動くか謎だし、頑張らせた時 i7 より熱くなるのは避けられない。
また、デスクトップの i9 と異なり Xeon からのおこぼれの拡張機能がない。

 

メモリを上げるか否か

メモリのスペックを上げるのは使用するアプリ次第。
あとで変えられないので迷ったら上げるべし。

 

SSD ストレージについて

ストレージに関してモバイルとして、データを保持する必要がどこまであるかで決まるだろう。
あまり持ち運ばないのであれば、USB-C でつなぐものでも良いし、もし ディスプレイや eGPU を使用するのであれば、大概 USB のコネクタが付いているので拡張のストレージをそこにつければ良いだろう。
お金はかかるが、iCloud や Apple Music があればストレージが多くなくても運用もできる。

256GB でも持つケースはあると思うが、Adobe 系や 3DCG DCC ツールや Unity や Unreal などゲームエンジンや Xcode などアプリだけではなくそれに付随するファイルで圧迫されることがある。
個人的には 512 GB にした方が良いとは思う。

逆に、2TB, 4TB などは 4K 動画などの編集する人向け。カジュアルにギガ単位でファイルができあがるため。

 

MacBook Pro 15 inch を iMac Pro 並みにできるか?

MacBook Pro 15 inch の Core i9 にメモリー 32GB、GPU 560X、ストレージ 1TB にすると 423,800 円。

5K ディスプレイ、eGPU Box、Vega 56 / 64 を足すと値段が iMac Pro 8 Core より高くなるし、CPU とメモリに機能差がある。

 

MacBook Pro でなければならない理由

ログインや Apple Pay に使用する Touch ID がある。
セキュアエレメントと呼ばれるもので動き、多分 ARM チップの TRUST ZONE を使用したものだと思わる。

セキュリティの問題で本体から外せないため、今後もワイアレスキーボードに Touch ID はつかないと思う。

Touch Bar はお察し。
動画再生時や Final Cut Pro X など再生位置をスクラブさせるのは便利。
(物理 ESC キーだけは返してほしい)

 

今後の懸念

次の iMac で次世代の CPU や i9 が載るとしたら、いつも通り iMac のコスパが良くなる。

Mac Pro は多分 Xeon 複数搭載すると思うので対象外。

 

買うべき構成を絞り込む

他の記事に続く

appleengine.hatenablog.com

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